昨年から合同会社つばきまちづくりプロジェクトの試みで、上峰町が抱える課題解決のために、杏林大学の学生を地域留学生として受け入れています。学生たちは町に滞在し、まちづくりについて学び、気づきなどから提案を行います。
3回目となる今回は、交流を深めている大島町でも研修を行い、さらにこれまでの学生たちのアイディアも含め、上峰町を象徴する上で重要な「鎮西八郎為朝」と「椿」をモチーフにしたマンホール設置の具体案をプレゼンテーションしました。
3人は電動自転車に乗って33kmに渡って町内を巡り、マンホール設置の候補場所を視察。どこにあれば人目を引き、人を呼ぶことができるのか、安全に楽しんでもらえるのかなどを調査しました。さらにマンホールを制作している企業からも話を聞き、材質なども検討を重ねた上で、3月9日(木曜日)に合同会社つばきまちづくりプロジェクトの皆さんにプレゼンテーションを行いました。
地域留学生のスケジュール
2月13日(月曜日)〜2月20日(月曜日) 伊豆大島に滞在
2月21日(火曜日)〜3月13日(月曜日) 上峰町に滞在
それぞれの得意分野を生かし、プレゼンテーションしました!
2年 倉ケ﨑 陽太(くらがさき ようた)さん
上峰町は地元の雰囲気と似ていたので親近感がわき興味を持ちました。「為朝」というアピールできるものがあるので、YouTubeの本数を増やすなどSNSを活用して上峰町をもっと知ってもらいたいです。
また、プレゼンテーションでは設置するマンホールにストーリー性を持たせて複数カ所巡る仕掛けを提案しました。将来は地域に密着して盛り上げることをしていきたいので、為朝の実行力を見習い今回の経験を生かしたいです。
2年 荒木 大樹(あらき ひろき)さん
将来、仕事を通してまちづくりに携わりたいので、課題に対するアプローチの手段を増やしたいと思って参加しました。上峰町内には和式トイレが多く、外国人を観光に呼ぶことを視野に入れた場合もっと洋式のトイレを増やすなど、相手の特性に合わせたまちづくりも必要じゃないかなと思いました。
過ごしてみて、喧騒がなくとても静かなことや、カレーやコロッケなど差し入れをいただき、町や人の温もりを感じました。
2年 タオ ゲチさん
モンゴル出身で大学では観光について学んでいます。第1弾、第2弾の先輩たちが、とても楽しかったと勧めてくれたことと知人が佐賀県出身だったことから上峰町を希望しました。上峰町は自然が豊かでとても満喫しています。
地元の人の生の声を聞きたいと思い、休みの日にお店に出かけて町をどう変えたら嬉しいか、地元の人が思う問題や課題は何かを聞かせてもらいました。今回の経験を今後に生かしていきたいです。

