提供:日本将棋連盟
第72期ALSOK杯王将戦七番勝負の第6局が上峰町で開催されました。
藤井聡太王将に羽生善治九段が挑んだ今回の王将戦は、第5局を終え藤井王将が3勝2敗と勝負は大接戦。
上峰町で開催された第6局は勝負を決する場となるため、将棋ファンをはじめ全国的に関心を集める熱い戦いとなりました!
3月10日 前夜祭
吉野ヶ里温泉 卑弥呼の湯で、藤井聡太王将と羽生善治九段を招いての前夜祭が開催されました。
話題の棋士を一目見ようと、多くの来場者で賑わいました。
2人の入場に沸く参加者たち
武広町長が開催地の代表として全国的に注目を浴びている一戦が上峰町で行われる喜びと、
藤井王将と羽生九段の武運を祈り、あいさつを述べました。
記念品として佐賀県のブランドかんきつ「にじゅうまる」と、
上峰町のお米を町木である椿の酵母で醸した日本酒「鎮西八郎」が贈呈されました。
前夜祭コメント
藤井聡太王将
佐賀県には何度も呼んでいただき、温かい歓迎を嬉しく思っておりましたので、対局が初めてというのが不思議な感じがしております。地元の皆様をはじめとして多くの方に注目していただく対局となりますので、2日間集中して精一杯頑張りたいと思っております。
羽生善治九段
上峰町は初めてですが非常に見晴らしが良く素晴らしい所だと思いました。大変な状況ではありますが、楽しんで自分らしい将棋が指せるように一生懸命やりたいと思っております。私自身ができることは良い将棋を指して、皆様に楽しんでいただくことかと思っています。全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願いいたします。
3月11日・12日 第6局開催
王将戦の戦いの場となったのは佐賀平野を一望できる大幸園の王将の間。
羽生善治九段の先手により、戦いの幕が切って落とされました。
2日間に渡る激しい攻防戦の末、藤井王将が勝利を収め、初の防衛となりました。
提供:日本将棋連盟 提供:日本将棋連盟
戦いを終えて/藤井聡太王将
得るものが多い対局だったので今後に活かして行きたいと思っています。
8時間という長い持ち時間で6局指すことができ、羽生先生の強さや自分の課題を感じました。
考えてもわからないという局面が非常に多くて、将棋の奥深さを感じ、そういう意味では盤上に没頭して指すことができました。
話題の勝負めし
提供:日本将棋連盟
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