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町民だよりかみみね8月号特集

最終更新日:


  • 学校法人神村学園高等部上峰校舎令和7年春開校〜生徒の限りない可能性を拓く新しい高校のカタチ


令和7年、中心市街地に誕生予定の文教施設の中に、上峰町初となる高校が開校します。

一人一人の希望やペースに合わせて履修することが可能な「単位制・通信制」という、多様性の時代に合わせたスタイルで生徒達の夢や目標を後押しします。

神村学園高等部上峰校舎の運営を担当するNPO法人 十月の森の伊東代表にお話を伺います。

特定非営利活動法人 十月の森
代表理事
伊東秀基(いとうひでき)
プロフィール
武雄市内でNPO法人 十月の森を運営。
学校法人神村学園武雄校舎の運営を担う。

  • 伊東秀基代表理事にインタビュー


生徒のやる気を応援する「神村学園」


Q.まず、神村学園のこと、そして令和7年に開校する「上峰校舎」についてお聞かせください。

神村学園は、鹿児島県いちき串木野市に本校を置く学校法人です。
小中高の一貫校で、さらに附属幼稚園、専修学校も擁しています。

当初、高校は全日制だけでしたが、今から10年ほど前、さまざまな事情を持つ生徒たちにも対応しようと、通信制をつくりました。
通信制に、単位制を組み合わせることで、学びに主体性を持たせたいと考えています。

今回開校する神村学園上峰校舎も通信制・単位制課程という学び方で、子どもたちの多様な生き方、学び方に応えていきたいと考えています。

Q.伊東代表はどのような経緯で神村学園の運営をされているのですか?

子どもたちと関わる仕事をしたいと思い、子ども・教育・仕事をテーマにした活動をするためにNPOを設立し、不登校や引きこもりの高校生や大学生たちと情報誌を作っていました。

いろいろな仕事をしている大人たちに仕事の話をしてもらったり、実際に職場を訪問して取材をしたりして、仕事の意識づけにつなげていました。

その時に神村学園から話があり、子ども達の学習サポートの依頼を受け、神村学園の学習センターを設立しました。嬉野市の出身ということもあり、ご縁で平成28年に武雄校舎を設立しました。

  • 神村学園の教育方針の図


Q.今回の上峰校舎開校への意気込みを教えてください。

佐賀県東部の子ども達と接したいと思っていましたので、上峰校舎を開校できるのは私たちにとっても大変嬉しいことです。
これまで、東部エリアからも問い合わせを頂いていましたが、通学が大変ということで断念されていました。

県内にも単位制の高校はいくつかありますが、東部エリアには「単位制・通信制」高校がなかったこともあり、上峰町様からオファーをいただいたことは大変嬉しく、ぜひにとお受けさせていただきました。
そういったことから、「神村学園高等部上峰校舎」が開校することで、さらに多くの生徒たちの可能性を伸ばすことができると確信しています。

また、上峰校舎は中心市街地に誕生予定の文教施設の中に開校します。
町の中心部に学生たちが集うことで、たくさんの刺激を受けることができますし、町の賑わいにもつながるのではないでしょうか。

「単位制・通信制」高校の魅力とは?


Q.武雄校舎では生徒たちがすごく生き生きと学んでいるそうですが、どんなコースがあるのですか?

毎日学校に通う「週5日コース」、月〜金曜日の間で、学校指定の2日間通学する「週2日コース」、そして自宅などで学習する「在宅コース」の3つです。

コースの変更は随時可能ですし、他校からの編入や転入もいつでも受け入れています。

開校時の生徒数は35人くらいでしたが、少子化でありながらも現在は150人を超えています。

  • 単位制・通信制など自由な形で授業を受ける


Q.単位制・通信制の魅力は自由に学べるということでしょうか?

確かに単位制・通信制は、自由な学び方だと言えます。

ですが、「自由な学び方」とは、なぜ学ぶのかを、生徒自身が問われる学び方でもあります。

大学や専門学校に進学したい、自分らしい仕事をしたい、起業したい、海外に行きたい…。

今見つけきれてなくても、それでも、なぜ学ぶのかをつかみ取ろうと頑張っている人のための上峰校舎でありたいと考えています。

  • 自由な学び方を考える図


将来に備える仕事体験授業


Q.「仕事体験」の授業について教えてください。

週に一度、多岐にわたる専門職の人に仕事のやりがいや大変さを話してもらう機会を作っています。

現在はイラスト、声優、演劇、プログラミングなどに関して、講義をしてもらっています。

その道に進まなくても、授業で学んだことは良い学びとなり、社会人になっても生かせると思います。

上峰町でも社会で自立して生かせるヒントや情報などを授業に折り込みたいと考えています。

さらに学校が入る文教施設の中では、多様な職種の人たちを間近に感じられるでしょうから、生徒にとって大きな触発になると思います。

  • 将来に備える仕事体験授業の図


町民の皆さんへメッセージ


Q.町民の皆さんへ一言お願いします。

  • 伊東秀基代表理事よりメッセージをいただきました


大学や専門学校などに進めば専門的なことは学べますが、神村学園高等部上峰校舎では、その前にいろんなことを浅くてもいいから知っておいて欲しいと思っています。
世の中に出るといろんな仕事があり、考えの人がいます。
そういう人たちとも少しでも話ができるように、いろんなことをここで学んでほしいです。

また、町を挙げて歓迎していただき、大変ありがたいです。
子どもたちは自分たちが大事にされていることを感じると、パッと変わります。
生きづらさや進路に迷っている子どもたちに、大事にされているという思いをできるだけ、いろいろな機会を通じて伝えていきたいですね。

そして、今からの学校のあり方の一つとして重要とされる、多様性の尊重が叶うのが単位制・通信制です。
生涯学習にもなり、自分に自信を持つことにもつながります。
上峰町独自の歴史や伝統なども授業に取り入れ、地域の団体などとも協力しながら魅力的なカリキュラムを用意していきます。どうぞご期待ください。

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