
この夏、都内にキャンパスを置く杏林大学の学生が上峰町に滞在し、
まちづくりについて学ぶとともに、いろいろな体験を行いました。
最終日には学生の視点から見た新たな上峰町の魅力や可能性の種を見つけ出し、
まちづくりの提案を発表しました。
地域課題の解決を学ぶ学生たち
合同会社つばきまちづくりプロジェクトが、初の試みとして杏林大学で地域課題を解決する力を身につけるCBL(コミュニティ・ベースド・ラーニング)を学ぶ学生を地域留学生として受け入れました。
普段、学生たちはキャンパスのある東京の近隣地域について学んでいますが、今回はその実践として全国各地に滞在して課題を把握し、解決策を考えるというプロジェクトで2単位を取得します。
8人は合同会社特別職員に任命され、2グループに分かれて2週間ずつ上峰町に訪問。その間、椿カラーの真っ赤なポロシャツを着て電動自転車に乗り、元気いっぱいに町内を駆け巡りました。
自転車で町内ぐるっと一周
上峰町に到着!
鎮西山からの見晴らしは最高!
8月27日からスタートした第2グループの4人は、合同会社つばきまちづくりプロジェクトの活動について講義を受けると、鎮西山の清掃活動や自転車での登山をはじめ、ふるさと納税額が全国でも上位に位置する上峰町の特産物について生産者から直接話を聞くなど、町の魅力に触れました。
最終日には合同会社つばきまちづくりプロジェクトの皆さんの前で、気づきから得た10の課題に対して改善策を堂々とプレゼンテーションしました。提案の中には現在、web配信が好評なアニメ「鎮西八郎為朝」の主人公・為朝を生かしたデザイン案なども作成。新たな目線での提案に町長を始め参加者はじっくりと耳を傾けていました。
さらに11月には杏林大学のキャンパスで地域留学を行った学生たちが担当地域の物産展を開催。12月には2グループの体験をまとめた「合同会社通信杏林版」を町内に配布予定ですので楽しみにお待ちください。
絶品!神えびフライ♡
奥の院にも行きました!
プレゼンテーションに向けて打ち合わせ中
とっても楽しかったです♪
第2グループの皆さんの感想
綾部瑞穂(あやべ みずほ)3年
町民の皆さんからたくさんお話を聞かせていただき、自分の町を盛り上げようと真剣に考えていらっしゃる姿にハッとしました。何もないからつまらないと思うのではなく、どうやったら楽しく過ごせるか、住む人を意識しながら考えることが大切だと気づきました。そしてまちづくりにはいろいろな人と連携し、協力して作り上げていくことが重要なのだと学びました。
川﨑佳乃(かわさき よしの)2年
「上峰町はアニメで町おこしをしている」と知り、町独自でアニメを作っているのは珍しい上に声優陣も制作会社も豪華だったので、実際に行ってみたいと強く思いました。画面で見た場所を実際に見れて感動しました。町でアニメを作るのはとっても斬新なので、コラボ商品をSNSなどでもっと広く発信するとともに、私も少しでも力になりたいと思っています!
笹田 佳穂(ささだ かほ)2年
町の人に直接ヒアリングをするなど毎日がとても新鮮でした。最初は上峰町には何もないと思っていたんですが、自転車で巡っていたら夕陽が田んぼに沈む景色を見る機会があり、たくさん写真を撮りました!観光地になりそうなところが多いと思うので、東京から人を呼んでも素敵だと思ってもらえると思います。プレゼンテーションでは、五感で感じた上峰町の魅力を発表しました。
長澤 真桜(ながさわ まお)2年
まちづくりに関して実際に活動するのは初めてでしたが、住民の皆さんが優しくていろいろなお話を聞けて良かったです。鎮西山の清掃活動に参加した時に「畑のアライグマの被害がすごい」と聞き、獣害というのがそんなに深刻なのだとびっくりしました。上峰町で学ばせていただいたことで、まちづくりは楽しくて夢があり、いろいろなことができると可能性を感じました!
町の人からいろいろなお話を聞きました
ドキドキのプレゼンテーション
【地域留学生の滞在期間】
第1グループ:8月15日(月曜日)~8月26日(金曜日)
第2グループ:8月27日(土曜日)~9月 7日(水曜日)