大島町より寄贈いただいたつばきを街路樹として活用したことに引き続き、
今回はモバイル建築を企業版ふるさと納税として寄附していただき、
「放課後児童クラブ」として活用していくことになりました。
建設費はほぼ0円で完成し、その「放課後児童クラブ」は令和5年度に小学校の敷地内に移設。
令和6年度に開所することになりました。
寄附いただく株式会社一条工務店の社会貢献や、どんな建物になるのかについてご紹介します。
子ども達の放課後をもっと安全に
放課後や長期休業時に保護者が留守宅の小学生を預かる「放課後児童クラブ」をご存じでしょうか。以前は上峰小学校の体育館で運営していましたが、利用者の増加で手狭になり、現在は上峰幼稚園旧園舎で運営しています。
小学校正門の大規模な改修工事に伴い、敷地内に放課後児童クラブを移設するスペースの確保が可能となり、子どもたちがより安全に過ごせることを考慮して敷地内に建設することが決まりました。
100人以上が利用する施設を建築するためには1・2億円ほどの費用が必要となりますが、この度、住宅メーカーの株式会社一条工務店様が上峰町の掲げる地域再生計画の、「誰もが安心して出産し、子どもの生きる力が育まれるまちづくり事業」に賛同してくださり、企業版ふるさと納税として建物を寄附していただけることになりました。そのため町の手出しは※ほぼ0円で放課後児童クラブが完成します。
社会貢献の取り組みと上峰町の地域再生計画が一致したことで寄附の運びとなりました。
※寄附対象は建物本体です。これに伴う屋外給排水工事、電気幹線引込み工事等や維持管理費は町が負担します。
11月21日(月曜日)に株式会社一条工務店及び日本モバイル建築協会と上峰町との3者で協定を締結する調印式を行いました
建物を利用するという社会貢献
モバイル建築はユニット単位で簡単にトラックで輸送できるのが特徴です。複数組み合わせることで広さを自由に変更できます。
また、建築基準法に準拠し、一般住宅と同等以上の安全性・耐久性・耐熱性・遮音性・環境性能、そして耐用年数を備えています。
木造建築物のため室温も快適で、ホテルや多目的施設、さらに上峰町と同じく放課後児童クラブとして広く活用されています。
町に寄附いただく建物は6つのユニットをつなげ2階建てとなる予定です。
令和6年4月の開所を目指し、子ども達が快適に過ごせるよう準備を進めています。
町長からのメッセージ

町長 武広勇平
つばきの森通り整備に続き、放課後児童クラブ整備が決まりました。人口が減れば、税収が減ります。税収が減れば、これまで享受してきた行政サービスを維持できません。どうすればよいか?社会の連帯を強め行政の拠出を減らしサービスを維持することが必要です。
社会の連帯を強めることとは、行政ではない「新しい公共」の担い手の知恵や工夫や資金を活用し出番をつくりだすことを意味します。企業版ふるさと納税は有効です。今回のご寄附は1億2千万円程の建設費に相当します。今後も率先して営業し知恵を絞ることで、新しい公共の担い手とのパートナーシップの構築をすすめ税金の無駄遣いのないまちづくりをすすめていきたいと思います。
来月はいよいよ定住促進住宅です。
「放課後児童クラブ かみみね」 概要
(1)対象児童
・ 小学校1年生~6年生(定員135名)
(申込者多数の場合は低学年優先)
・ 保護者が昼間に就労等の事情により
家庭保育ができない児童
(2)開所期間・開所時間
期間
小学校の学期中及び長期休業期間
時間
平日(授業終了後~18時)、
土曜日及び学校休業日(7時30分~18時)
延長利用(18時~19時)
※土曜・延長の利用は別途申込が必要。
【保護者負担金】※おやつ代は別途かかります。
通常時(放課後児童健全育成事業)
3,000円(減免あり)
延 長 … 100円/1回(減免あり)
土曜日 … 450円(減免あり)
8月分 … 500円(減免あり)
休業時(留守家庭児童健全育成事業)
夏季休業期間:4,500円(減免あり)
冬季休業期間:3,000円(減免あり)
春季休業期間:3,000円(減免あり)
モバイル建築とは
長さ12m×幅2.4m×高さ2.8mの規格サイズのユニットを複数組み合わせることで、ニーズに応じて使用できる建築物です。