■背景・目的
町が管理する橋梁は、平成22年度現在で36橋架設されている。このうち、建設後50年を経過する橋梁は、全体の53%を占めており、20年後の平成42年には、67%程度に増加します。
これらの高齢化を迎える橋梁群に対して、従来の対症療法型(事後対応型)の維持管理を続けた場合、橋梁の修繕・架け替えに要する費用が一時期に増大となることが懸念されます。
このような背景から、より計画的な橋梁の維持管理を行い、限られた財源の中で効率的に橋梁を維持していくため、従来の対症療法型から予防保全型へ転換を図り、橋梁の寿命を延ばす必要があります。
そこで本町では、将来的な財政負担の低減及び道路交通の安全性を確保するため、『上峰町橋梁長寿命化計画』を策定しました。
■計画の効果
今回の長寿命化修繕計画策定を行った36橋について、今後50年間の事業費を比較すると、従来の対症療法型の19億円に対してLCC最適型(予防保全型)は10億円となり、今後5年間で9億円のコスト縮減効果があると試算しています。
■学識経験者の助言
今回の計画策定には、佐賀大学有明海総合研究プロジェクトの荒牧軍治教授に助言をいただいてます。
■計画の公表
『上峰町橋梁長寿命化修繕計画』については、下の添付資料をご覧ください。
◎ 上峰町橋梁長寿命化修繕計画』(PDF:6.06メガバイト)