町民だよりかみみねつばき3月号特集-1

最終更新日：2024年2月28日

子育て環境の良さに惹かれて移住を決意

昨年5月にオープンした、和洋フレンチが味わえる「みつばちの休日」。
上峰町に一目惚れし、福岡県から移住してきたという後藤さん一家が営むアットホームなレストランです。
上峰町のどんなところに魅力を感じたのか、詳しいお話を聞いてみましょう。

グリル食堂みつばちの休日

理想の環境に即決！

福岡県大野城市出身の後藤智宏さんは、有名ホテルなどで料理の腕を磨き、責任者として現場の指揮をとってきました。
2人のかわいいお子さんにも恵まれ、「妻と環境の良い、のんびりしたところで子育てをしたいね、と話し合い、一昨年から移住先を探し始めました。店舗兼住宅ができる場所を求めて10件くらい見て回りましたが、これという場所に出会えずにいたのですが上峰町でこの場所を見た時に夫婦そろってここだ！と思えたんです」と笑顔を輝かせます。

妻の真由美さんは「上峰町でいいなと思ったのは、程よい自然があることとスーパーなど生活必需店が揃っていた点です。決めた物件からは幼稚園や学校が近かったのも良かったですね」と話します。

移住に向けての準備を開始した後藤家にとって、大きな支えになったのが移住に対する補助金でした。子育て世帯などが住宅を新築で購入する際に交付する「定住促進奨励補助金」は30万円を基本に、転入の場合は10万円が加算され、さらに子ども1人につき加算されます。「補助金はすごくありがたかったですし、周りからもこんなに手厚いところはないよと驚かれました」と後藤さん。節約のために外構工事などは自ら行い、開店準備を進めました。住宅街にオープンするとあって近隣の反応が気になっていたそうですが、温かく迎えられたことにも感謝しているそうです。

本格料理がカジュアルに楽しめる

後藤さんは焼き加減の難しいグリル料理が得意で、こんがりとした焼き色や美しい網目模様はさすがプロ。人気メニューは香ばしいステーキと独自のスパイスを調合したカレーで、「肉の火入れには自信があり、柔らかい食感にこだわっています。高齢のお客様から〝飲める肉だ！〟と喜ばれた時は嬉しかったです」と話します。

移住してもうすぐ1年。真由美さんは「とても暮らしやすくて、子ども達は幼稚園になれてお友達と仲良くしています。ファミリーサポートセンターなど子育てに関するサービスも充実しているので、いざという時にも安心ですね」と微笑みます。

後藤さんは「近所の子ども達が元気にあいさつしてくれることに驚きました。それだけ安心して暮らせる地域なのだと実感しています。上峰町の中心市街地の発展に伴い、人の流れも加速すると思いますので、共に賑わっていけるよう、私たちも頑張ります」と意欲に燃えています。